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気になった知的財産関連、 特にエンタテインメントにアンテナ張って 記事の収集に励みます!
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あんまり更新しないのもあれなので、

感動したのを小出しに気さくに紹介していきます。

最近感動したもの。


僕は、昔から任天堂から出ている「ファイアーエムブレム」シリーズが好きなんです。 中世をモチーフにした、剣と魔法、ドラゴンなどが活躍する、シュミレーションゲームです。

その制作スタッフが別の会社で似たような作品を作ったことに関して、訴訟が提起されました。

そのときの判決文が閲覧できるのでちょっと見てください。

判決全文

判決文を全文読むことは今まで無かったのですが、これは正直感動を覚えました。

特に最後の、両作品のエンディングの趣旨の違い。

マルチエンディングでよりプレーヤーの感情に直接訴えるよう工夫されている云々。


細かいところでは、踊り子の踊りによってユニットが再行動できるようになる表現がどーたらこーたら。


それにしても、知らないところで法律的なトラブルは起きているみたいです。

以前は良く見たけど最近見かけないね、っていう作品や作者は

案外、裁判中だったりする。


wikipediaにその辺の経緯等が詳細に紹介されていて参考になります。
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これ以上細かく語ると問題の所在が分かりにくくなりそうです。

この話でのポイントは、

①企業と個人(集英社と漫画家)の関係

②企業が漫画文化促進に与えた影響(雑誌単位で盛り上げることで、一人の漫画家が個々で活動するだけでは出来ない貢献がある)

③そのとき、文化のそのもの「漫画」それ自体の権利は何処にある?


正直、私が集英社の内部の人間でも、漫画業界に実際に関わっているものでもないのでいわゆるネットに飛び交う「噂」を元に論を展開してしまっている感がありました。

ということで、実際のところは分からないし

それは企業の内部事情ということで、司法の下で明らかにでもならない限り何とも言えないのは事実です。(それでも司法の下の事実も形式的な事実であって、本当のところは誰にも分からないのかもしれませんが)


いずれにしても僕がこの「漫画編」で何を言いたかったのかというと



エンタテインメントの担い手の一人、実際にモノを作り出している人物が

作り出した「モノ」の権利を主張できるような下地がまだ不十分ではないかということです。

もちろん、企業単位で広告や宣伝など、数多くの人が関わってきた結果、そのエンタテインメントは成立しているのでしょう。

しかし、やはり一番最初に、そのペンから、その人の体自体から生み出された「一番生の著作物」は存在するはずです。

そこに最低限の権利、それによって生計を立てることが出来るような法的な支援や、法律スタッフの存在が、今、必要になってきているように感じます。



最近思うことは、司法制度改革の中で進む社会の変化の特徴として

今まで法的問題とされなかった分野で、新しい問題、その解決という形で、

より、明確で適正な社会に変革してゆくという予想です。


それは、今まで無かった問題を無理やり掘り起こすという、不幸なマッチポンプのような発想ではなく、


当事者にとってより幸せな形で、更に円滑に、より充実した発展を支えることが出るような変革です。


いわば、見えないフロンティアが広がりつつあって

そこに飛び出す僕らは開拓者です。


正直どこまで音楽などのエンタテインメントが法律と馴染むか

僕自身分からない部分の方が多いです。


しかしその境界線を探る旅こそが、これからの開拓者に必要な

「フロンティアスピリット」なのかなと

無理やり奮い立たせて、

この漫画編を終わりにします。


(著作権について考える~漫画編~終わり)
月曜日が過ぎ、JUMPが発売、確認も取れたかと思います。

そう、基本的にJUMPで連載しているマンガ作家には

「専属契約」として、サンデーやマガジンなどで連載することが認められていないといわれています。

「幕張」の作者、木多康昭は幕張の連載をJUMPで終了した後、マガジンで「泣くようぐいす」等を連載しました。

この契約が重要な意味を持つ理由のひとつとして

基本的にはJUMPにおいて連載=毎週掲載という暗黙の了解があります。

熱心なJUMP読者は、この制度が徐々に悪影響を与えていることが分かると思います。

近年重なる、人気作家(≒長期連載作家)の病欠、他誌への移動による、連載ラインナップの不安定化。

専属契約があるがゆえに、他誌と掛け持ちで連載が出来ない。

無理にでも毎週連載を続けることで身体的なケアが出来ない。

(音楽とかけ離れていますが、マンガ・音楽というエンタテインメントという括りの中で共通する問題があるという考えの元しばらくお付き合いください)
さて、前回の問題提起、考えてみていただいたでしょうか。

書いていて少し抽象的だなと思ったので、最近仕入れた例を用いて、話を進めて見たいと思います。

題材は「週刊少年ジャンプ」

少年ジャンプを見ていてこんな文章を見つけたことがあるだろう。

「○○先生の作品が読めるのは、週刊少年ジャンプだけ!!」

見たことが無い人は今すぐ店頭へ行って確認してきてください。

話はまずそれからだ。


…つづく(だんだん一回が短くなるのは気のせいです、マサルさんからジャガーになったと思ってください)
現在、僕自身がどちらかというとインプット中なのでそこから得た最新の知識(その情報自体は常識である可能性も大いにある)を

確認しつつアウトプットしていきたいと思います。

今回は、ハッとしつつも、強く「なるほど」と思った「著作権」についての問題。


「日本で著作権問題と言った時、問題なのは、法律なのか? 著作物に関わる人なのか?」

はい、皆さんどっちだと思いますか?


ちなみに、今の著作権法が問題だ! となるとどういう解決が考えられるでしょう?


著作権関係者が問題だ! という場合はどうでしょう?


皆さんちょっと考えてみてください。


そして、法律・人どっちが問題なのか?


感覚から判断してみてください、どうでしょう?



そしてこれは著作権問題に特定した問題意識ではないことが分かると思います。


民法で習う、「私的自治」そこから導き出される「契約自由の原則」


そこから、民法の規定は多くの場合、契約当事者が契約に関して特別に決めていなかったことを補充的に決めたものが多いということに戻ります。

著作権法もまたしかり。


文意から読み取ってくださいw


著作権法に関して詳しくなくても全然大丈夫です。


※ちなみに僕は去年知的財産法の講義を履修しましたが

受けた感覚として数多くの判例から法理を導き出す

非常にケースメソッドが重要な分野だと感じました。

そしてこれからどんどん新しい判例が出る先進的な分野だと思います。

だからこそ逆に明確な基準が見えずらくて「けっきょくどっちなんだよ!」

と思ったりしました。
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